アウトドアと一言でいってもいろいろとありますが、
キャンプ・登山・ハイキング時に適した服装は知っていますか?
真夏でも山は寒く、服の素材選びを1つ間違っただけでも最悪死につながる事もありますよ。
簡単なハイキングでも、そなえよつねに!です。
安全に楽しく過ごすために、季節や天候、場所、目的に適した服装を選びましょう。
1、重ね着が基本
山の天気は変わりやすく、また時間帯による温度差も激しいです。
重ね着をして、服を着たり脱いだりを繰り返しながら快適に過ごしましょう!
面倒くさがって寒いのをがまんしてしまうと、体調が悪くなって動けなくなることもあります。
また、寒くて体がかたくなると動きにキレがなくなり、怪我もしやすくなってしまいます。
ですので少しでも寒いな、と思ったらすぐに上着を羽織るようにしましょう。
休憩する際でも、バックパックを下ろしたらすぐ羽織るくらいがちょうど良いのです。
そのため上着はいつでも取り出しやすいような場所にしまっておくと良いでしょう。
この動作を習慣付けるのも大事な事ですね。
重ね着の仕方は、
ベースレイヤー(アンダーウェア、下着)
ミッドレイヤー(中間着)
アウターレイヤー(アウターウェア)
の3つに分けて考えます。
少し寒い時は一枚着て、もうちょっと寒くなったらもう一枚。
その時その時のシチュエーションにあわせて服を脱ぎ着し、体温をベストな状態に調節する必要があります。
着ている服はTシャツで防寒着はダウンジャケットのみ。
この様な状況だと体温調節が難しくなります。
上では3つのレイヤーと書きましたが、常に3枚の服で考えるわけではありません。
寒ければ中間着を足すべきですし、また歩行中に寒ければTシャツを2枚着てももちろんかまいません。3つのレイヤーと言うのはあくまで基本の考え方で、そこからその場の状況や個人差によって、必要と思われるものを足していきましょう。
2、快適な素材
登山の服装全てに共通して求められる機能は、軽くて動きやすく、速乾性に優れ、丈夫、と言うことです。
少しでも楽に登山ができるよう軽く、軽快に動けるよう動きやすく、汗をかいても乾きやすく、ハードな使用にも耐えるウェアが望ましいです。
素材選びを失敗してしまうと事故に繋がる可能性も高くなりますので、特に自宅の服を利用する人はしっかりと素材表示を確認しましょう。
また暑さ寒さの感じ方には個人差があります。汗かきの人やそうでない人もいます。
登山の服装は自分自身の体質も考慮に入れ、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
お店では軽いもの、汗が乾きやすいもの、ストレッチ素材の動きやすいもの、頑丈なもの・・・と、
工夫されたウェアがたくさん販売されています。
もちろんこれらを購入し万全の体制でキャンプに臨むのは素晴らしいですが、
下から上までウェアを揃えるのはとても難しくお金がかかります。
ですのでなるべく普段着を活用しましょう。
足りない物だけを買い揃えれば、出費も随分おさえることができますし、
実際に使ってみて「これが必要だ」と感じたら購入するのが間違いのない方法だと思います。